2022年12月27日火曜日

ダブルボイス(DVC)スピーカー完成

作りかけのスピーカーを完成させた。

MDFの接着は、サーチエンジンで作り方を見たページを参考に
ゼリータイプの瞬間接着剤を使った。合計で8gくらいだった。

VP管を付けようと思ったら、先日のブログの通りCNCの切削を
間違えた為に穴が大きかった。やむなく合成ゴム系接着材で
隙間を埋めてとめた。

吸音材を接着するのに木工用ボンドを使った。木工用ボンドを
買う必要があったのだから、本体も木工用ボンドで良かったかも
しれない。吸音材を付ける時に、ついでに箱の内側から角に
木工用ボンドを塗っておいた。VP管の位置を考えてなかったので、
底面は吸音材を貼れなかった。

VP管は長さのみでバスレフの周波数が決まると思っていたので、
思ったより長くなってしまった。適当に作ってしまったが、もっと
径を細くすれば良かっただろう。長さは適当に10cmで妥協した。

冬季で乾くのが遅そうだから、数日放置してから全面を取り付けた。

前面のMDFを取り付け、スピーカーを取り付けた。ケーブルは面倒
なのでバスレフポートから出した。

アンプは前に作った品物で試験した。

回路図の要点はこんな感じだ。片CHを2つのアンプで電流と電圧で
スピーカーを駆動する。

動作試験をしたところ、想定した効果が出ている事を確認した。
音質については少しエージングをしないとダメそうだ。

2022年12月8日木曜日

CNC3018でスピーカーの穴の切削

試験結果を参考に穴は円でなく八角形をベースに上下左右を
小さめにしてRを付ける事にした。これはぎりぎりに切削した
時にカッターで斜めに削る部分を少なくなる様にこの形状に
した。初めは歯車形にしようと思ったが、ネジ止めのつばの
部分で隠れるので、隠れる部分は直線で問題無さそうと判断
した。

直線部分がある為か、Candleで全切削ライン表示できた。

切削結果。1枚約18分。

スピーカーを嵌めてみた。DVCスピーカーだ。

試験時に1mm程度穴が小さかったので、なんとなく測定した
数値の下書きに切削線を引けばちょうど良いと思い込んで切削
してしまった。エンドミルが1.6mmなので予定より0.6mmも
大きく穴が開いてしまった。少し小さめでカッターで修正する
つもりが、そのまま入ってしまった。穴がスピーカーのふち
より小さかったので良かったが失敗するところだった。

1枚削って問題無さそうなので翌日に2枚目を削った。

タッピングとVP管を買って来よう。

2022年12月1日木曜日

CNC3018でMDF切削検討

CandleでCNC3018の動作確認を行ったらドリルの移動距離が
少なかった。$100=800 $101=800 $102=800を追加した。

切削する時に使うノートパソコンにCandleを入れCAMデータを
読み込ませたら、最新バージョンではやはりビジュアル表示が
出なかった。1.1.7だけ出るのでコンパイル条件の違いが原因
なのであろう。もっとも、ノートパソコンはWindows 10の
署名付きディスプレイドライバーが無いのでマイクロソフト基本
ディスプレイアダプターになっているのがそもそもの原因だろう。

jw-cadでデータを作ってncvcでCADCAM変換してCandleで読み
込みCheck modeで作成したデータを確認した。ヘッダの先頭の
%がエラーを出した。また、NCVCの円弧補完はI/J/K指定では
なくR指定にしないとエラーが出た。

ドリルの電源ケーブルを外してエンドミル無しで動作確認した。
想定通り動いている様だが、少し擦れた音がする気がしたので
グリスを塗った。

本番前に試しに10㎝角のMDFに8㎝用穴を開けるCAMデータを
作った。Candleで表示させると画面が正常に出ない事があった。
良く調べると円弧表示で正常に出ない場合がある様だ。データ
自体は問題無さそうなので、画面表示は無視して切削してみる
事にした。

エンドミル1.8mm、深さ1mm、切削速度は200mmを6回つまり
6mm切削してみた。

約15分で切削できた。切削速度が速いのか、バリが出ている。

厚さ6mmだが、切削が少し足りなかった。

裏から押して真ん中を取り除いた。

測定するとCADデータより若干穴が小さかった。おそらく
切削方向、回転方向、遊びが原因だろう。少し小さめに穴を
開けてカッターナイフで調整するから、微調整は不要だろう。

2022年11月29日火曜日

久しぶりにCNC3018出してきた

スピーカーのボックスを作ろうと思い、100均でMDFを買って
カッターで切断したのだが、ユニットの穴は100均で糸鋸でも
買って開けようと思っていたら昔は売っていたが今は売って
無いみたいだった。

仕方が無いのでCNC3018で丸穴を開ける事にしようと思った。
どうも1年半ぶりくらいの出番の様だ。

前々から気になっていたのだが、CNC3018をコントローする
パソコンgrblControlだとビジュアル表示の画面が出なく、動作
しないCandleだと画面が出る(普段使いのデスクトップパソコン
は両方出る)。以前からgrblのバージョンが古いみたいだとは
思っていたが、今回は折角だからバージョンアップする事にした。

簡単に更新できないか色々なページを見ていた。Arduino IDE
までインストールしたが、結局はもっと簡単な方法が見つかった。

grbl_v1.1h.20190825.hexをダウンロード、XLoaderで更新。

CNC3018の付属CDにnano_328p_grbl_0.9.hexとXLoaderが
含まれていたので、これで書き込んで出荷していると言う意味
だったのだろう。

更新前に$$で設定を調べておけば良かったのだが、考えていな
かったのでちょっと困ったが、以前問題点をブログに書いていた
のでそれを見て今回は$3=1だけすれば動きそうだと判った。

ついでにCandleも最新ベータ版のCandle_1.2.15b_x64.zipを
ダウンロードした。

grblの更新で私の持っているコントローラを少し調べてみた。
Cronos Makerと書かれていている。シリアル通信はCH340Gが
付いているが、どうもこのチップは通信エラーが出る事がある
らしい。CH340GのそばにBluetoothとオフラインコントローラ
用のコネクタがある。これがCH340Gとパラレル接続されている
みたいなので、このコネクタに別のシリアル通信チップを接続
すれば回避できるかもしれない。あと、あまり調べてなかった
のだが、レーザーユニットのコネクタも付いていた。スピーカー
の穴ならレーザーユニットの方が良いかもしれない。

2022年9月25日日曜日

効果があるか判らないが前々から気になっている箇所 LM380/384

前々から気になっていた事がある。BYPASSの10uFと
出力の直流CUTの470uFだ。よく見かける回路はどれも
普通にGNDに接続されている。

特にBYPASSは以前書いた通り中間電圧の安定化の為に
付いている気がする。正負電源で考えるとコンデンサは
片側接続ではなく両側接続だと思う。

だからLtspiceでシミュレーションしてみた。

Ltspiceでは5uFと235uFでシミュレーションしたが、現物は
E3系列で4.7uFと220uFになるのでこちらの数値で回路図を
書いた。

シミュレーションしたら上記回路で5uFと235uFにすると
片側接続の10uFと470uFと波形が重なった。各々の接続に
付けられている総容量が同じなら同じ結果になりそうだ。

違う部分は12Vの電流量の差だった。正弦波で調べが、今回の
回路ににすると最大電流と最小電流の差が半分くらいになる様だ。
シミュレーションでは電源は無限大だが、実際の電源は有限で
スピーカーの様な低抵抗に接続すると電圧降下するだろう。

電圧降下すれば音が悪くなる可能性があるので、実際に聞いて
みないと判らないが普通の回路と今回の回路では音質差が出る
可能性がある。但し、今回の回路の方が音が悪くなる可能性も
ある。

色々検討しているのが貯まってきているので、そのうち何個かは
実際に試験したいとは思っている。

2022年9月15日木曜日

何か思いついたので記録 LM380/384

もうネタも出ないと思っていたのだが、急に思いついたので
記録として書いておく。(注意:テストしていません。)

結局のところ信号入力がGNDより低い電圧になっても動作する
のに対して出力がGNDより低い電圧にならないので、帰還する
場合コンデンサを入れる必要がある。

以前ブログで書いた検討は電圧を微妙に調整したり、バイアス
電圧をかけたりして回避する方法を考えた。

今回はLM380/384はGNDが2個あるが、この電圧を変えたら
どうかと考えた。GND1にショットキーバリアダイオードを
挿入して約0.3Vくらい高くする事だ。これにより入力電圧は
上がり、帰還電圧の振りと調整すればコンデンサレスで非革命
アンプが作れるのでは無いかと言う話だ。細かい計算はして
いないが、帰還の分圧抵抗の関係で恐らくLM380/384は20V
程度で動作させる必要があると思う。

素人アイデアで実際に動作するかは判らないが、書いておけば
そのうち誰か検討してくれる事を期待しよう。

2022年9月13日火曜日

小ネタ LM4871アンプ

製作したDACの試験をしようとすると適当な機器が無いので
いつもヘッドフォンアンプを出してくる。

ちょっと試験するのに適当な軽いアンプとスピーカーがあれば
だと思い市販のPAM8403を参考に手持ち部品の消化も兼ねて
アンプを作った。

先に書いておくが、手持ち部品があったから作ったが当然ながら
市販のPAM8403を買う方が安く済むだろう。

手持ちにNJM2113のSOPがあったと思ったのだが、個数が足りず
Aliexpressで買ったLM4871を使用した。偽物なら中身は8002A
だろう。(8002Aも結構持っているのだが。)

大きさはPAM8403より一回りくらい大きくなった。適当に作った
ので、入力と出力が左右逆になった。市販のPAM8403も逆だから
気にしないでおこう。

不良在庫のスイッチ付きボリュームが消費できて良かったが、どう
見てもボリュームの代金で市販のPAM8403が買えるだろう。

この品物の利点は無い、但しNJM2113で作れば12Vで使える。私と
しては12Vの方が便利だ。そのうちNJM2113に交換しよう。

2022年9月6日火曜日

2022夏 基板作成

基板屋がセールしていたので4種類作った。もう1種類作ろうと
思っていたが、セールがいつ終わるか判らなかったので諦めた。

全部で13.3ドルくらいだったので、そうとう安かった。

涼しくなってきたので、少しずつ作る予定だ。

2022年8月10日水曜日

食わず嫌いの Philips TDA1543A USB DAC

昔の話だが、最初にCD用のDACを作ったのはバーブラウンPCM1702x8の
EVM-1702だった。この頃、知り合いに話を聞いたり雑誌のDACの記事を
読んだ。当時の評価として当然PCM1702は良い音がすると書かれていたし、
PCM1702を作ったのでTDA1543系は全く興味が無かった(今でも無い)。

当時は別のDACを作ろうと思い、PCM61辺りを買ったが挫折もした。
今と違い安価でプリント基板を自作できなかったので仕方がないだろう。
当時、プリント基板を簡単に作れていれればTDA1543系も作ったかも
しれないが・・・。

まあ、今でもTDA1543系は興味が無いのだが、音も聞かずに食わず嫌いと
言うのはなんなので基板を作ってみた。

I2SのTDA1543を買えば良かったのだが、ビットシフト基板も作ったし
安いAliexpressのTDA1543Aを買ってしまった。

とりあえずIV変換はデーターシートの回路を通り。DIPのちょっと高めの
オペアンプは断捨離で処分してしまったので、とりあえずTL071を付けた。
単電源DACの為、出力カップリングコンデンサが必要なのはマイナス要因
だろう。音?、出ましたよ。

TDA1543Aの罠はビットシフトが右詰16bitでなく右詰24bitにする事だ。
(PCM1704用の回路で動作する。)

THS4631があるはずなので後日交換する予定。抵抗IVも可能みたいだが、
どうも興味がわかない。