【実験】LM380非革命革命BTLアンプ

【要約】
LM380非革命アンプとLM380革命アンプを組み合わせるとBTLが
出来る事に気づいて作ってみた。出力カップリングコンデンサが
必要無いので音は良くなる。入力カップリングコンデンサを省略
すると更に良くなるだろうが、非革命アンプ・革命アンプを使うと
どうしても帰還部にコンデンサが必要になる。2つのアンプを使用
するので、入力抵抗が低くなるので注意が必要だ。また、LTSpiceで
シミュレーションすると非革命アンプと革命アンプで微妙に波形が
違う事が判った。また、この方式は電流アンプを作る事が出来ない。
この辺りは別ページでどう改良したか見て欲しい。

【LM380非革命革命BTLアンプ】

LM380のデーターシートにあるBTLアンプの利点はスピーカーの
カップリングコンデンサが不要だという事だ。BTLアンプは出力の
プラスを普通のアンプ、マイナスを反転アンプするのだから、
LM380非革命アンプとLM380革命アンプを組み合わせるとBTLに
なる事に気が付いて実験してみた。

【参考回路図】

上半分が非革命アンプ、下半分が革命アンプ。革命アンプの帰還
抵抗は非革命アンプ相当になる様に100k+4.7kとなっている。
入力カップリングコンデンサは省略可能だ。しかし、帰還部分の
コンデンサは削る事が出来無い。22uFは手もちのコンデンサが
沢山あっただけで、もっと小さくても大丈夫だろう。このアンプは
非革命アンプと 革命アンプの2つ接続する事になるので、回路に
よっては入力抵抗が低くなる事があるので注意が必要だ。

LTSpiceを使用してシミュレーションしてみると、理論的には両方
同じ波形になるはずなのだが、革命側が確かほんの少し小さくなる。
LM380のモデルが正確でない可能性もあるので参考程度に。

この方式は電流アンプを作る事が出来ないので、当方の趣旨にも
合わないので実験はここで終わり。

2018/12/14 写真の説明文字追加

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