電圧帰還アンプ+電流帰還アンプ 補完再生システム OPA2604トランスアンプ

【要約】
OPA2604は600Ω出力が可能なのでトランスアンプを考えた。
電圧アンプとトランスからの帰還で電流アンプを作った。
現在発売されているOPA2604は耐圧が低いので作ってみる場合は
注意が必要。もし今からトランスアンプを作る必要があるなら
LM3886の出力をトランスに接続すれば良いだろう。

【内部画像】

このアンプはトランスの実験をする為に何か簡単にトランス
出力になるアンプを作れないかと思って考えて作った。
(このアンプでうまく実験は済みました。)

OPA2604は600Ω出力が可能なのでトランスを接続すれば
スピーカーが鳴らせると思いついて作ったのだが、当時は
知識が少なかったからこんなアンプを作ったが知識があれば
LM3886にトランスを付ければ良かっただけの話だった。

【参考回路図】

最近のOPA2604はTIの都合で±20Vになっているらしいが、
手持ちの品物は昔購入したの品物なので±24Vで作っている。
カップリングコンデンサはどうせ出力側についているだろうと
思い省略している。必要ならピンジャック入力の前に入れている。
電流アンプはトランスの600Ωに対して固定抵抗で電流を測定し
帰還させた。抵抗値が高くうまく帰還するのかと思ったが、
想定した効果はあった様だ。パソコンに接続しているのだが、
オーディオ出力が低い様なので元は1/21だったのを1/81で
帰還させる様に変更した。

このアンプはMJ 無線と実験の読者のコーナーに載ったが、
載った時はトランス2個の電圧アンプだった。トランスを追加し
基板も焼いたので雑誌掲載時から大幅に変わっている。

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