電圧帰還アンプ+電流帰還アンプ 補完再生システム 仕組み

【要約】
電圧アンプ+スピーカーと電流アンプ+スピーカーを
同時に再生すると、互いの再生音が補完しあい出力電力
特性が改善する(特許)。

【仕組み】
電圧アンプと電流アンプの再生音を比較してみれば判るが、本来
同じ音になるはずだが、実際には音は違う。

これはスピーカーのインピーダンス特性により変わるものだ。
インピーダンスが高い部分は音が出にくい。つまり電圧アンプは
共進周波数と高音が出にくい。一方、電流アンプを聞けば判るが、
「電圧アンプで出ない音が出る!」とかいう感じだが、実際には
共振周波数と高音が出る。逆に電圧アンプで出てた音が出にくい。

この特性を検討した結果、電圧アンプでスピーカーを鳴らすのと
同時に電流アンプでスピーカーを鳴らすと、互いの音が補完し合い、
出力電力特性が改善する。(特許)

これはスピーカーのインピーダンス特性により、スピーカーで消費
される電力が電圧帰還アンプと電流帰還アンプでは逆特性になり、
それを同時に鳴らすと一直線の平坦にはならないが、ある程度平坦化
され特性が改善すると言う理屈である。

実際に私が実験で使用していたスピーカーがこのような感じだ。

この構成を簡単に絵にすると下記の様になる。

アンプに対してそれぞれフルレンジスピーカーが2個ずつ付いている。

現時点ではスピーカーが4個必要だが、もしこの方式が浸透すれば
 ダブルボイスコイルスピーカーが出てくる可能性がある。

上段が電圧帰還、下段が電流帰還。通常のスピーカーはシングルボイス
コイルなので、2種のアンプを2つのスピーカーで鳴らすが、ダブル
ボイスコイルのスピーカーがあれば、2種のアンプ出力を2個のコイルに
入れる事が可能だ。

 理屈は以上だが、現時点でダブルボイスコイルスピーカーで良いのが
無いので、この方法を体験しようとするとスピーカーが4個必要になる。

手軽な体験方法としては手持ちのスピーカー2個を使用し、右又は
左のみ接続して鳴らせば補完の効果は判断できるだろう。

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