2020年7月24日金曜日

ディスクリートオペアンプ その2

昨日のディスクリートオペアンプKなのだが、考えても
仕方が無いので、LTSpiceでシミュレーションした。

ネットにあるトランジスタのデータを利用してみたら、
最終段の電流が50mAもあった。抵抗値が誤っている
かもしれないので、基板を作る時に参考にしたはずの
回路を検索したが見つからなかったorz。

ラジオ技術のIV変換回路の調整は12.5mAだったので
50mAは多すぎる。Lタイプは1mA以下だったので、
この辺りを考慮して数値を決めれば良さそうだ。

トランジスタを緑から黄にしても電流はそこまで変化
しなかった。FET→2SA→2SCの2SAのプラス側に付いて
いる抵抗を大きくすれば電流を下げれる様だ。

抵抗を変更しながらシミュレーションした結果、
とりあえず手持ちの抵抗で3mAまで下げてみた。

また半田ブリッジで香ばしい匂いを嗅いでしまった。


昨日は書いていなかったが、もう1種類作っていた。
Sと呼ぶかCと呼ぶかは難しいが、とりあえずCとする。

昨日、このまま差し替えると出力が-4Vくらいになる
ので、回路や製作ミスを考えて載せなかったのだが、
全く同じ回路でシミュレーションしたら、やっぱり
電圧シフトした。

仕方が無いので、入力や帰還部分の抵抗値を変えたり
Sについて書かれたページを読んで使い方を調べてみた。

その結果、これはSの仕様の様に使うか、入力+/-の
両方に2SK/2SJのバッファを入れないとダメっぽい
事が判った。Sの仕様では入力に抵抗を入れるが、
その抵抗で電圧がシフトするので、バッファ追加を
検討したいと思う。

補足:反転アンプにするなら、入力+の2SK/2SJは
省略可能。

と言っても、基板に部品載る部分が無いので、基板の
焼き直しになるので、今回はここで終わり。

IV、K、Lの音質については良さそうなのだが、接続
したCDデッキがどうもぬるい音を出しているので、
 こちらも何か考える予定だ。

2020年7月23日木曜日

ディスクリートオペアンプ その1

昨年作ったプリアンプ実験の続き
プリアンプ実験 その1
プリアンプ実験 その2

その1で作った基板の小さい基板を組み立てた。

LPFとIVは昔作ったDACのIV変換用に、昔のラジオ技術に
載っていた回路からLPFとオペアンプ相当部分を分離して
1回路オペアンプの差し替え出来る様にしたもの。

Lはネット上にあるLで始まるディスクリートオペアンプ。

Kはネット上にあるKで始まるディスクリートオペアンプ。



Kは組み立ててすぐ鳴ったけど、IVとLはダメだった。

IVは雑誌の配線パターンを基板CAD上に再現したのだが、
これが失敗だった。雑誌は片面エッチング基板を想定して
いたのか、半田面から見たパターンだった。それをCADで
両面基板にしたので全部逆向きだった。上記の画像から
トランジスタとFETを全部逆向きに取り付けなおしたorz。
あと、オペアンプ入力のIN+とIN-の配線も逆だった。
適当な部分で配線をクロスして対応した。もう1回基板を
作り直すか悩みどころである。

Lも鳴らなかったので調べたら、これもオペアンプ入力の
IN+とIN-の配線も逆だった。1枚を逆にしたら鳴ったので
同じ様に2枚目を作ったら出力段のトランジスタと抵抗が
焦げた。久しぶりに体に悪そうな匂いを嗅いだ。出力段の
トランジスタの半田がブリッジしてた。基板面積縮小の
為に、トランジスタの足の穴間隔を狭くしたのが失敗
だった。次回があるなら、出力段は足間隔を広めにしよう。

Kは問題無く鳴ったんだが、出力段のトランジスタが熱く
なる。電流が多いのかもしれない。トランジスタを緑で
無く黄にしたら減る気もする。友達に聞くかLTSpiceで
シミュレーションしてみたい。

テストは下記の様に以前のその2で作ったディスクリート
オペアンプが載せれる様に作った実験用アンプを使った。

まあこっちも色々検討した結果、電源とアンプ基板を
作り直そうかと検討中。